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セラミックとは、ギリシャ語で土器を意味するKeramos(ケラモス)が語源といわれています。
非金属及び無機材料で、製造過程において高温処理を施したものです。
陶磁器やセメント、レンガ、ガラスなども広い意味ではセラミックに分類されます。
一口にセラミックと言っても、アルミナ、ジルコニア、窒化アルミ、窒化珪素、炭化珪素、サイアロンなど、多数の種類があり、種類によって特徴があり用途が違ってきます。
セラミックの中でも、エレクトロニクス産業や各種工業用、医療用に用いられる、優れた性質を備えた、高い精度で加工されたセラミックスを特に「ファインセラミック」と呼び、歯科で用いるセラミックはもちろんファイン・セラミックです。
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オールセラミックは文字通り、金属を使っておらず、天然歯の様に光透過性を有しています。そのことにより天然歯に似た透明感、色合い、質感を表現することが可能です。
メタルボンドでは金属構造があることで、光の透過性が損なわれ、審美面でオールセラミックと比べて不利であることは、否めません。
保険適応の硬質レジン前装冠は、中身は金属で、外から見える部分にのみレジンを貼り付けているクラウン(差し歯)です。
治療費が安いというメリットがありますが、レジン=プラスチックなので、時間が経つと段々変色してきます。
色合いも歯とそっくりにすることは非常に難しく、審美的にセラミックをお勧めする理由になっています。
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セラミックインレー
セラミックインレーとは詰め物の材質がセラミックでできているものを指しています。
通常、虫歯の治療時には、保険適用の場合ですと銀色の金属の詰め物を使います。保険適用外ですと、ゴールドを使ったり、セラミックを使用します。
それぞれに特徴はありますが、セラミックインレーでは、天然の歯と同じような白い色にすることができるメリットがあります。
虫歯の治療と審美治療を同時に行えるのがセラミックインレーです。
メタルボンドクラウン
金属の土台の上にセラミックス(陶材)をのせるこの治療法は天然歯そっくりの色調に作ることができるため、ほとんど自分の歯と区別がつきません。 またメタルボンドはレジン(プラスチック)のような収縮や変色もなく、長持ちします。
温度による膨張・収縮率の異なる金属と陶材の接着という難しい技術もクリアした、強さと美しさを合わせ持っている治療法です。またブリッジや連結冠などいかなるケースにおいても使用出来るという利点があり、審美性の高いセラミックスと耐久性の高いメタルの長所を兼ね備えています。
オールセラミックスクラウン
上記のメタルボンドクラウンと違い、金属を使わないかぶせ物です。
金属を使用しないため光を透過するので、天然歯と変わらない透明感があり、高い審美性を得ることができます。また、金属アレルギーの方にも安心してお使いいただけます。
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