投稿日: 2023.09.07 | 更新日: 2024.10.10
将来永久歯に様々な影響を及ぼす
「まだ歯も生えそろっていないし…」
「甘いものも控えてるから大丈夫じゃないかな」
乳幼児の歯は小さいし、ずっと口を開けていられないので見えづらく、よくわからない。
何となく気にはなるけど、歯医者って小学生くらいから行くイメージなので、こんな小さいうちから行くのは気がひける…と思って敬遠している親御さんは多いのではないでしょうか。
むし歯は、歯がまだ生えそろっていない2歳から3歳の子どもにとっても、非常に重要な問題です。
まだ乳歯だし…と思ってむし歯を放っておくと、将来永久歯に様々な影響を及ぼす可能性もあるのです。
乳児のむし歯、影響はあるの?
むし歯は、簡単に言えば歯の表面にできる穴のことです。食べ物を食べた後、口の中にはたくさんの細菌がいて、特に砂糖やデンプンが多い食べ物を食べると、細菌はそれをエサにして酸を作ります。この酸が歯の表面を溶かしてできた穴がむし歯です。
なぜ2歳から3歳の子どもがむし歯になりやすいかというと、まだ歯磨きが上手にできないことや、食べ物をしっかり噛むことが難しいためです。また、子どもたちは甘いお菓子やジュースが好きですが、これらは細菌にとって美味しいエサになります。そのため、歯磨きの習慣がないと、むし歯のリスクが高まるのです。
乳歯のむし歯を放っておくと…
- 顎が十分に発達しない
- 他の歯のむし歯のリスクが高まる
- 変色になりやすい
- 永久歯の発育が妨げられる
- 永久歯の歯並びに影響する
などの悪影響を及ぼす可能性があります。
むし歯にならないための予防をしよう
では、どうしたらむし歯を予防できるのでしょうか?
基本の歯磨き
2歳くらいから歯ブラシを使って歯磨きを始めましょう。歯ブラシには子ども用の小さなサイズがありますので、選んで使ってみてください。歯磨き粉も少量で十分です。歯の表面や奥歯の隙間までしっかり磨くことが大切です。
食事に気を付ける
食事に気を付けることです。お菓子やジュースは食べる量や頻度を制限しましょう。特に夜寝る前やお昼寝前は、歯磨きをしないまま寝てしまうことも多いので、甘いものは避けるようにしましょう。代わりに、水やお茶を飲むことをおすすめします。
歯医者さんに定期的に通う
歯医者さんに定期的に通うことです。むし歯は早期発見・早期治療が重要ですので、定期的な検診に行ってください。2歳から歯医者へ行くなんて早いのでは?と思うかもしれません。しかし、歯医者さんは子どもの歯の健康に詳しい専門家です。お子さんの歯のことが気になったら、相談だけでも大丈夫ですので、まずは歯医者さんへ行ってみましょう。
以上が、2歳から3歳の子どもにむし歯がなりやすい理由と、予防策のポイントです。
むし歯は子どもの健康や成長に大きな影響を及ぼす可能性があります。むし歯は早期に対策を取ることで予防できますので、親御さんとして積極的に取り組んでいただくためのサポートが欠かせません。
お子様のむし歯予防のために
ふるかわ歯科では、笑顔あふれる毎日を送ることができるよう、お子様の健康な歯の成長をサポートしています。「歯の着色が気になる」「まだ乳歯が生えてこないけど大丈夫?」「歯みがきはしているけれど、きちんと磨けているのか心配」など、どんな些細なお悩みでもかまいませんので、一度ご相談にぜひお越しください。
お子様の健康な歯と笑顔を守るために…。
お待ちしております!
監修者情報
大阪市生野区「ふるかわ歯科」
院長 古川 尊寛
愛知学院大学を卒業し、大阪歯科大学附属病院総合診療科勤務などの様々な経験を経て、2011年に父より継承開業。1973年の開業以来、地域に根差した高い医療を提供しており、今年で50年になる。根管治療・歯周病・インプラントなど、多くの修学実績を持ち、インプラント専門医の資格も習得。マイクロスコープ、高精度3Dスキャンなど最新技術を駆使し、地域に根ざした抜かずに守る「見える」治療を目指しています。